読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

専門知識ほど機械化しやすい

あれこれ

こんにちは、しおさいオフィス代表の中村です。

最近、“士業キラー”なWEBサービスが気になっています。

特に衝撃だったのは、3年前に登場した会計Freeeと、その後にリリースされた会社設立Freee。前者は税理士キラー、後者は司法書士行政書士キラーといったところ。

そして今回取り上げる「SmartHR」は、社会保険雇用保険といった労務管理を自動化するサービス。

こいつは社会保険労務士キラーですね。

f:id:siosaioffice:20160703091840p:plain

FreeeやSmartHRが登場する意味

税理士にしても司法書士行政書士にしても、現行の制度だけでも65年以上の歴史があります。社労士はちょっとだけ若くて、約50年弱の歴史。

その間、基本的にこうした士業の中心業務は変わっていません。具体的には「専門知識を活かした書類作成」です。もちろん「相談」や「コンサルティング」といった業務もありますが、本来のメインは、やはり書類作成(と代理)。

実際、ミスの許されない財務処理や気まぐれで不勉強な役所相手の書類作成、複雑な労務管理といった作業を「専門知識を持たない一般の経営者」が行なうのは大変です。

やってできないことはないけど、やり方を調べたり実際に作ったりするには手間と時間がかかるので…

そんなことは専門家に任せて、自分は本業に集中したほうがはるかに儲かります。

…という事情で、いわゆる士業はこれまで生き延びてきました。

それが今、FreeeやSmartHR、その他類似サービスの登場によって変わりつつあります。ミスの許されない精密な計算も、膨大なノウハウのデータベース化も、人間よりコンピュータの方がずっと得意です。

ちなみにこういう話になると、「人間は機械と違って創意工夫ができる」と言い出す人もいますが、それも数年前までの話。

現在の人工知能は、チェスや将棋、囲碁のプロ(人間)を圧倒するレベル。まして書類作成に必要な創意工夫などたかが知れてるわけで…コンピュータ(AI)に出来ないと考える方がどうかしてます(^^;

というわけで、会計業務や法務といった「間接業務」を簡単に処理できるクラウドサービスの登場は、書類作成をメイン業務にしてきた専門士業が淘汰される時代の始まりといえるかもしれません。

生き残りをかけて

以前も書きましたが…個人的には、特定の肩書を持つ人だけに業務を独占させる士業の制度は廃止されていいと思います。

税理士法も、司法書士法も、行政書士法も、社会保険労務士法も、その他もろもろの士業法と合わせて、すべて廃止。

専門分野は専門家に任せたほうが効率的でスムーズだというなら、コンピュータこそ、ほぼあらゆる分野の専門家。人間よりよっぽど知識(データ)があって、正確ですしね。

もちろんこれは、士業に限った話じゃありません。

もし自分の仕事が現在、あるいは近い将来、機械(コンピュータ)に置き換えられてしまいそうなら、「生き残るにはどうしたら良いか」を考える必要があります。

さあ、どうする自分?(笑)

それでは〜