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地震にまつわる幾つかの記憶

あれこれ

こんにちは、行政書士の中村です。

昨晩以降、鹿児島市では地震(余震)をほとんど感じません。震源に近い熊本・大分ではまだまだ余震が続いている様子ですが、全体としては、だいぶ落ち着いてきているのかもしれませんね。

そしてここからは「復興」が課題です。一般の方々の住宅から熊本城のような文化財まで、ニュースで見た範囲だけでも気の遠くなるような作業が待っているはず。

すぐ隣の県に住んでいる自分にも、「今できること」や「この先できること」があるかどうか、しっかり考えてみたいと思います。

さて、今回「私が感じた最大の揺れ」は、おそらく震度4(気象庁が発表している震度基準から判断)。

www.jma.go.jp

【震度4】→ほとんどの人が驚く
震度5弱】→大半の人が恐怖をおぼえ、物につかまりたいと感じる

まあ、かなり個人差が出そうな主観基準ですが…少なくとも私とヨメ様の感覚では、震度4ですね。

それでも「鹿児島の割には大きな地震」だったと思います。というか、そもそも鹿児島では有感地震そのものが非常に少ないです。

千葉では地震が身近だった

鹿児島に移住する以前は、ずーっと千葉に住んでいました。そして私が小学生の頃にはすでに、いつか来る「首都直下型地震」を意識していました。

たとえば小学校では新年度に「頭巾になる座布団」を作らされて、毎日それに座って授業を受けてましたし、夏休み明けの防災訓練もかなり力が入ってましたし。

…ちょっと脱線しますが、当時の大人たち(主に先生たち)の中には防災頭巾のことを「防空頭巾」と呼ぶ人が多かったです。が、

空襲はもう来ませんから。

話を戻すと、千葉では防災教育が比較的充実していたように思います。

そして実際、地震も多かったです。さすがに震度5クラスはあまり記憶にありませんが、震度4クラスは決して珍しくなかったような。震度2〜3クラスなんて、それこそザラ。

そういうわけで、地震に対する感度も磨かれてきます。

たとえば当時住んでいた家の裏山に野生のキジが住んでいましたが、地震が来る直前に大騒ぎを始めます(感覚では、だいたい5秒〜10秒程度前)。

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キジの声は遠くまでよく響くので、これが聞こえると「あ、来るな!」と身構えるようになるわけです。

おまけに自分の野生の勘(?)も鋭くなって、いつの頃からか…キジの声が聞こえなくても、地震が来る直前(こちらは感覚的に1〜2秒前)に

ピキーン

と空気が張り詰めるような気配を感じるようになっていました。イメージとしては、空に亀裂が入る感じというか…空気が一瞬で凍って、そこにヒビが入るような感じ。中二病的な表現でアレですが(笑)

今はそういうのまったく感じません。鈍ったかな?

3・11

まだ記憶が生々しい東日本大震災。この時、私とヨメ様は鹿児島県の最南端、与論島に旅行中でした。

与論島は、ぐるり一周が20kmちょっとという小さな島。天気が良い日は海の向うに沖縄本島が見えます。

で、ホテルで借りたママチャリでゆるっとサイクリングを楽しんでいる最中に、東北で地震が発生。

もちろん東北の揺れが与論島に伝わるわけじゃないですが、津波が向かってきているということで、地元の消防団の方に促され(というか自転車ごと車に載せられて)、島の高台にある「砂美地来館(さびちらかん)」という体育館に避難。

砂美地来館のあたりは海抜45m。東北を襲った津波は高いところで40mということだったので、ギリギリですね。ちなみに実際に到達した津波の高さは0.5mでしたが、それでも、

到達したこと自体がすごいと思います。

この日はその後5時間近く、配給の毛布にくるまって配給のおにぎりを食べながら、ニュースをずーっと見てました…

視察旅行という名の…

その翌年、ある会社の視察旅行の添乗をしました(当時は旅行会社の社員だったので)。社長さんは「東北の同業者を訪ねて、励まそう!」という立派なお題目を謳っていましたが、

実態は物味遊山。

バスの中で飲んだくれながら気仙沼閖上地区をぶらついて、特になんの用意もなく相手の会社に押しかけるという、非常に失礼な野次馬旅行です。

見ていて吐き気がしました。

ただ、被災から一年が経っていたとはいえ、私自身が被災地の様子をこの目で見れたこと自体は貴重な経験になりました。

まとめ

地震をはじめ、自然災害は身近なところに「突然」あらわれます。ありきたりな表現ですが、常に防災意識を持っておくことが必要ですね。

少なくとも、何かあった時の避難場所を確認しておくとか、持ち出すモノを用意しておく(あるいはリストアップしておく)くらいはしておかないといけません。

そして、他の地域で災害が起きた時、自分に何ができるか・何をしちゃいけないかということも、真剣に考えたいです。

良かれと思ってやったことが完全に裏目に出ることもあるので、先の展開を読む想像力も必要ですね。

appllio.com

熊本・大分の地震災害はまだ終息していませんが、これ以上被害が広がらないことを切に願っています。