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帰るべくして、帰ってきた本

こんにちは、コピーライターで行政書士の中村です。

事務所助手(ヨメ様)の普段の職場は、『仙巌園』という大名庭園(いやいや事務所助手じゃないの?と突っ込まれそうですが、これにはいろいろありまして…)。

siosaiworks.hatenablog.com

今日はそのヨメ様が手に入れた「古い本」についてのお話です。

と、その前に…

ヨメ様の職場『仙巌園』について。

名勝 仙巌園 [磯庭園] | 武家の伝統を支えるさまざまな行事に加え、四季折々の花が咲き乱れる仙巌園は、鹿児島を代表する観光地です。

(↑公式ページリンク↑)

仙巌園は、鹿児島市街地の北端にある観光施設。

施設を構成する庭園と御殿は、鹿児島がまだ薩摩藩と呼ばれていた頃から藩主・島津家の別邸として使われていました。本邸は南西方向に約4km離れた鹿児島城(鶴丸城)です。

現在、仙巌園を所有・運営しているのは「島津興業」という民間企業で、その経営者は島津家の方。つまり、ここは今でも(ある意味)島津家のものなんですね。たまに鹿児島市所有の公共施設と勘違いする人もいますけど。

ちなみに島津家といえば、幕末の島津斉彬(しまづなりあきら)が有名です。大河ドラマ篤姫」では高橋英樹さんが演じていました。

その斉彬は島津家の第28代。次の第29代・忠義(ただよし)の時に廃藩置県で薩摩藩鹿児島県に変わり、島津家の「藩主としての地位」は消滅しましたが、その後も島津家は伝統ある名家として続いています。

現当主は第32代・修久(のぶひさ)さんで、その息子の第33代・忠裕(ただひろ)さんが、島津興業の代表取締役社長。余談ですが、忠浩さんは私とタメ年なので勝手に親近感を感じています…。

ヨメ様の買った本

本題に入りましょう。これが、ヨメ様が手に入れた本です。

『炉辺南国記』島津忠重著

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島津忠重さんは島津家の第30代。島津斉彬の孫で、島津家現当主・修久さんの祖父にあたります。

そして、忠重さんが生まれて幼少期を過ごした場所こそが『仙巌園』。

こちらは大正2年(1913年)、27歳の忠重さん。当時は海軍大尉でした。スラッとした爽やかな風貌ですね。

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さてさて。『炉辺南国記』は昭和32年(1957年)、島津忠重さんが71歳の時に出版された随筆で、仙巌園で暮らしていた頃の思い出も語られているとのこと。

仙巌園の庭園ガイドをしているヨメ様にとっては、まさに貴重な資料というわけです。

ただ、なにしろ古い本なのでアマゾンやジュンク堂で…というわけにもいかず、東京の古本屋からわざわざ取り寄せました。

思わぬ発見

約70年前の本で、しかも決して上等の作りではない(洋書のペーパーバックっぽい)ため、そこそこ焼けや痛みはありました。

が、奥付けを見てびっくり。

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印刷者の「南日本新聞印刷局」の住所、鹿児島市易居町2って…

メッチャご近所(ウチが易居町5)。

わざわざ東京から取り寄せた古書が、まさか70年前にご近所で刷られたものだったとは(今はもう「南日本新聞印刷局」はありません)。

それにしても、内容といい由来といい…(鹿児島に住むヨメ様の元に)帰るべくして帰ってきたんでしょうかね。

まとめ

まとめっていうか…ヨメ様へ。

ぜひ有効活用してください。

…粗末に扱ったらバチが当たりそうなので(^^;;

ではでは!