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『スティーブ・ジョブズ』

こんにちは、コピーライターで行政書士の中村です。

今日は軽く、映画レビュー。

というかプチ感想を。

お題は2013年公開の『スティーブ・ジョブズ』です。

あまりにも評価が真っ二つだったのでちょっと敬遠していたんですが…Amazon Primeの特典「見放題」リストに入っていたので、せっかくならと。

あらすじは?

ジョブズの伝記の一部抜粋・映像化版です。

それ以上でも、それ以下でもない感じ。

良かった点

冒頭の「初代iPod」発表プレゼンのシーン。

黒いタートルネックでジーンズ姿のジョブズが、ジーンズの右ポケットからiPodを取り出して聴衆にかざす姿が、まさにジョブズ本人。

そして「初代Macintosh」誕生のシーン。

ジョブズや開発スタッフが見守る中、Macintoshのフロントパネルと筐体が組み合わされて、小さな一体型コンピュータが完成する一瞬。

ゾワッと鳥肌が立ちました。

これね↓

Macintosh 128k transparency

http://www.allaboutapple.com/ [CC BY-SA 2.5 it, CC BY-SA 2.5 it, GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

いまいちな点

上記以外の全部(笑)

現実歪曲フィールド』と言われた強烈なカリスマ性と「最低な人間性」のどちらも、描かれ方が中途半端。だからジョブズが関わった製品のスゴさがいまいち伝わってこない。

しかも他の登場人物たちも唐突に登場しては(ジョブズによって)唐突に追放されるので、Apple社やジョブズについての予備知識がないと意味不明なシーンが多々。

極めつけは中途半端なエンディング。
そこで終わるか!?という、絶妙なタイミングで突然終わります。

そりゃ…酷評されるでしょうねぇ。

せめて、スタンフォード大学での演説とか

初代iPhoneを発表するプレゼンシーンとか…

そのあたりまでは描いて欲しかった。

でも、そう思わせるくらい俳優さんは良かったですよ。本人によく似てて。

まとめの感想

映画としての感想はあまりないので、スティーブ・ジョブズという人についての感想を少し。

まあ最低の人です(爆)

LSDを常習する(若い頃)、妊娠したカノジョをあっさり捨てる、子供の認知も拒否する、親友を騙す、支援者も騙す、苦楽を共にした仲間を簡単に裏切る、気分で部下を即時解雇する、他社(Microsoft)を恫喝する、あとは…身障者用駐車スペースに平気で車を停める(ほかのスペースはガラ空き)、などなど。

基本、自分以外の人間は自分の手駒としか思っていません。

身近にいたら許せない人間ですねー。

というかジョブズが作った初期のアップル社は、労基が真っ赤になって飛んで来そうなレベルのブラック企業です(笑)

その一方で、ジョブズ

純粋に理想を貫いた人でもあります。

ジョブズの理想は、

世界を驚かせ、世界を変える

そのために手段を選ばなかったのも事実だけど、逆にそれ以外の目的で「力」を振るうこともしていません。

善も悪も関係なく、とにかく純粋に理想を貫く。

私のような凡人には、いろんな意味でついて行けないレベルです…(苦笑)

でもそのおかげで、ジョブズ時代のアップル製品には独特の設計思想や哲学が込められていて、それが魅力の一つになっていました。

世界のいたるところに「アップル信者」と揶揄されるくらい熱烈なファンがいることが、そのなによりの証拠です。

確かに最近のアップル製品も「モノ」としては良く出来ているんですが、正直、なんだか物足りない。まあそれだけ、今の経営陣が常識的な人たちなんでしょうね。

"One more thing"

ソフトバンク孫正義社長は、事あるごとに「ジョブズと親密だった」アピールをしてますが…

k-tai.impress.co.jp

孫さんはジョブズと比べると育ちが良すぎるし、なにより人が良すぎます。

所詮、ジョブズと比較できるような器じゃありません

比べるだけ(引き合いに出すだけ)虚しいので、あんまり自分をジョブズと並べるような事言わなきゃいいのに…と思う今日この頃。

ではでは。