ビジネスのシミュレーター

こんにちは、コピーライターで行政書士の中村です。

 

今日は専門分野の話題で。

 

ここ鹿児島でも、商工団体や役所が主宰する「起業者向け講座」が時々開催されています(ネーミングは「創業塾」とか「創業セミナー」とか色々)。

 

内容はだいたい、起業(創業)にあたっての心構えとか、税務・財務についての知識、ビジネスプランの作成ノウハウといったもので、経営コンサルタントの方が講師を務めることが多いようですね。

 

実際に私の身の回りでも講座の修了生が開業して活躍している例をいくつか見ているので、こうした講座は確かに役立つと思います。

 

ただ、例えば起業に関心のある10人が講座を受講したとして、実際にその後開業に成功する割合はどれくらいでしょう?

 

…私の感覚では、良くてせいぜい1割か2割(「開業する人」じゃないですよ。「開業して成功する人」です)。

 

これは講座の内容の良し悪しとは関係ありません。

 

どういうことかというと、

 

起業する人に必要な「資質」と「知識」のうち、創業塾のような講座で学べるのは基本的に「知識」のみだからです。

 

「知識」はとても重要です。

 

でも、それを十分に生かせるのは「資質」を持った人。

 

厳しいことを言うようですが、「資質」のない人がいくら「知識」を学んでも、ほとんがムダになってしまいます。

 

例えば…

 

水が嫌いでプールに入れない人に、クロールの息継ぎテクニックを教えてもしょうがないですよね。

 

そういう場合は、まず水に慣れる「体験」をさせて、「資質」を身につけさせるのが先決です。

 

起業も同じ。

 

ビジネスに関わる上でどうしても必要な「資質」は講座で教わるものではなく、「体験」を通して自分で気づくものです。

 

その上で「資質」が足りないと思ったら、意識して努力することで、それを身につけることが可能になります。

 

じゃあ「資質」って何?…と思った方。

 

すみません、一言でうまく表現できません(汗)

 

例えば「コミュニケーション能力」とか、「場の空気を把握する能力」とか、「自分の強みを引き出す能力」とか、「自分と相手の利益を比較する能力」とか、そもそも「お金のやりとりに関する意識」とか、他にもたくさん…そういったものの集合体とでもいいましょうか(やっぱりうまく表現できない…)。

 

で、そういう「資質」のすべてをあらかじめ備えている人もいれば、何かが偏っている人、ほとんど何も持っていない人まで様々です。

 

これはさすがに、教えようがないですよね。仮に「知識」として教えたとしても、本人に自覚がなければ無意味ですし。

 

じゃあお手上げかというと、そうでもありません。

 

自分の「資質」を知るための「体験」をすればいいんです。

 

これは別に特別なことでも何でもなくて…ほとんどの経営者は「リアルなビジネス」での成功体験や失敗体験を通して、自分の「資質」を学びながら成長しています。

 

要は、まずやれということ。

 

といっても、「資質」がないうちにビジネスを始めると失敗の可能性も高くなります。でも、体験しないと「資質」にはなかなか気づけない…まさに、卵が先かニワトリが先か。

 

できるだけ痛い思いをせずに体験を重ねるには、どうすればいいんでしょう?

 

…ここで連想するのが、アレです。

 

教習所のシミュレーター。

 

覚えてます?あのゲームみたいなやつ(ちなみに飛行機のパイロットもフライトシミュレーターで訓練してますね)。実車に乗るのと違って、他の車にぶつけようと人に当たろうとちっとも痛くありません。

 

ビジネスでもこういうシミュレーターがあれば良いですよね。

 

創業塾のような講座が「座学」なら、それに対する「シミュレーター教習」にあたる何かが欲しいところです(ということは「実車教習」はさしずめインターンかな?)。

 

この点、個人的には「キッザニア」あたりが最適かと思ってます。

www.kidzania.jp

でもこれ、子供限定なんですよね。これの大人版があればいいのに…と思っていたら、こんなのを見つけました。

www.shigoto-ryokou.com

良いですね、どちらも。

 

そして手前味噌ですが、こんなのもあります。

kokucheese.com

 

今後、こういう仕組みがもっと増えると良いなぁと思ってます。

 

それでは、今日はこの辺で。

 

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