知的財産管理技能士という資格

こんにちは、コピーライターで行政書士の中村です。

 

先日のこの記事↓

4031office.hatenablog.com

知的財産管理技能検定」という国家試験の話題でした。正確には、

 

一級知的財産管理技能検定(コンテンツ専門業務)

 

というのが今回合格した試験の名称。で、今後名乗ることができる肩書は、

 

一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)

 

うーん、どちらにしても名前が長いですね。そもそもカッコ書きの部分が微妙です。正直、これ省略しちゃダメなの?って今でも思います。

 

 ま、ダメなんですけどね。

 

その理由は、知的財産管理技能検定という試験の構造と、「技能士」という制度を定めている法律にあります。

 

まず検定の構造について説明すると…

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知的財産管理技能検定WEBページより引用)

 

このように1級から3級までの階層構造になっている上、1級だけ、さらに3種類に分かれているのがわかりますね。

 

  • 特許専門業務は、特許や実用新案といった知的財産に特化
  • コンテンツ専門業務は、主に著作権という知的財産に特化
  • ブランド専門業務は、商標や意匠といった知的財産に特化

 

 ひとくちに「知的財産管理技能検定」といっても、中身はそれぞれ、まるで別物なんです。

 

だったら別の名前の試験にしろよ!

 

なんて、(思っても)言えません。いろいろ大人の事情…というより、法律的な事情があるんでしょう。

 

次に「技能士」制度を定めている法律について説明します。

 

その法律の名前は職業能力開発促進法

 

教育訓練や職業能力検定といった制度を通して「職業の安定と労働者の地位の向上を図るとともに、経済及び社会の発展に寄与することを目的」としている法律(第1条より)で、特に第44条〜第50条の中では「技能検定」の制度と「技能士」について定められています。

 

で、問題なのは 大事なのが第50条第2項

技能検定に合格した者は、前項の規定により技能士と称するときは、その合格した技能検定に係る職種及び等級(当該技能検定が等級に区分しないで行われたものである場合にあつては、職種)を表示してするものとし、合格していない技能検定に係る職種又は等級を表示してはならない。

ええ…つまり、「合格した技能検定に係る職種及び等級」を表示しなきゃいけないんですね。私の場合、

 

  • 職種→コンテンツ専門業務
  • 等級→1級

 

というわけです。これらを省略することは法律的にNG。ちなみに「省略」どころか「偽称」までしちゃった場合には罰則も用意されてます(第50条第3項)。

厚生労働大臣は、技能士が前項の規定に違反して合格していない技能検定の職種又は等級を表示した場合には、2年以内の期間を定めて技能士の名称の使用の停止を命ずることができる。

 

…あれ、あんまり痛くない気がするのは気のせいかな?

 

まあいいです。言われなくても守ります。何れにしても法律家の端くれ(行政書士)が法律を破るわけにはいきませんしね(苦笑)

 

というわけで、今日はこの辺りで。ではでは。

 

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