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名スピーチに必要なもの

こんにちは、行政書士でコピーライターの中村です。

 

「あの演説はなぜ人を動かしたのか」(川上哲也/PHP新書)という本を読みました。

 

歴史に残る名スピーチの背景や仕組み(あるいは仕掛け)を解説した内容で、たとえば「キング牧師のスピーチと、それを徹底的に研究したオバマ大統領のスピーチの比較」、あるいは「50%弱の支持率を一気に90%超に押し上げた、ブッシュ(息子)元大統領のスピーチ」など、目からウロコのエピソードが満載です。

 

特に印象的だったのが、小泉元総理の「郵政解散演説」。当時は自民党をぶっ壊す!というフレーズで有名でしたが、全文を読んでみると、スピーチ全体が見事に作り込まれた「物語」になっていることがわかります。素晴らしい!(政策内容とか自民党が素晴らしいと言ってるわけじゃないですよ。スピーチ構成の話です)。

 

ちなみにほとんどの政治家の場合、スピーチ原稿を書いているのは官僚やスピーチライター。おそらく、郵政解散演説もスピーチライターと小泉元総理の合作でしょうが、それでも他の政治家のスピーチ内容と比べると「躍動感」が桁違いです。

 

もちろん、どれだけストーリーや構成が素晴らしくても、それだけでは「名スピーチ」になりません。安倍総理のこれまでのスピーチ(「アンダーコントロール演説」や「バイマイアベノミクス演説」など)はすべて優秀なスピーチライターの作品で、確かに「文字で読むと」素晴らしい内容&構成なんですが…なんというか、話し手のおかげで良さがほとんど伝わってきません(あくまでスピーチ力の話)。

 

「優秀なスピーチ原稿」と「それを演出する能力」

 

この両方が揃ってはじめて、名スピーチになるというわけですね。…人のこと偉そうに言えるのかってハナシですが…(^^;)

 

では!

 

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