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TPPと著作権…前回の追記

著作権・知的財産権 あれこれ

こんにちは、コピーライターで行政書士の中村です。

 

昨日はこんな報道がありました

 

日米など環太平洋連携協定(TPP)交渉の参加12カ国が、著作権商標権の侵害があった場合の損害賠償の最低額を規定する方向で調整していることが26日、分かった。」共同通信

 

やっぱり法定賠償額の導入がありそうですね。この場合の問題点(というか危険点)は前回の記事に書きましたが、もちろん悪いことばかりじゃありません…少なくとも「著作権者」にとっては便利な制度ですし。上の記事もこう続けてます。

 

著作権などの保護強化が狙い。ブランドのロゴやアニメを手掛ける日本企業恩恵がありそうだ。

 

う〜ん…確かに多少の恩恵はあるでしょう。でも日本企業とアメリカ企業じゃ海外向けコンテンツビジネス(著作権を利用したビジネス)の規模が違うんですよね。昨年の経済産業省のレポートによると、2015年の日本のコンテンツ市場規模(予測値)は、約2000億ドル。対してアメリカは約5000億ドル。おまけに日本はここ数年横這いなのに対して、アメリカは成長中。もう少し具体的に見ると、日本の放送番組の輸出高は減少中で、主力のゲーム産業もピーク時の半分(いずれも2012年までのデータ)。政府が「クールジャパン」とか言ってやたらプッシュするアニメ産業も、ここ10年で半分の規模に縮小中(←この書き方、少し毒が入ってますね。でも嫌いなんです、クールジャパンって言葉。スミマセン)。

 

というわけで法定賠償額を導入しても、現時点では恩恵を受けられる日本企業なんてほとんど無い…気がします。アメリカ(特にハリウッドやディズニーあたり)を一人勝ちさせるだけなんじゃないでしょうか?

 

これでホントにいいんですか?>政治家や役人の皆さん

 

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